816 :名無しさん@HOME : 2010/02/01(月) 20:54:06 
もう10年以上も前の話。

高校生だった俺は、担任に嫌われていた。
親が警察官で駐在所に住んでいたんだが、後で分かったが担任は飲酒運転して免停になり、
警察官の子供の俺を逆恨みの対象にしていたらしい。
担任がいろいろしてくるから、俺は孤立。 ジサツまで考えた。

ある時、本当にジサツしようとしたが、家族には理由を教えよう、と遺書を書いていたんだ。
そしたら、部屋に入ってきた姉ちゃんに遺書が見つかり、理由を説明する羽目になった。

当時姉ちゃんは大学生。 心理学を専攻していた。
「ジサツしようと思うくらいなら、仕返ししよう。 手伝ってあげる。」

姉ちゃんがいろいろ情報収集した結果、先に書いた理由が分かったらしい。
あと、行っている飲み屋や家族も調べたらしい。

姉ちゃんがやった事。
1 1週間くらい毎日、飲み屋の姉ちゃん風のけばい格好で担任自宅付近をうろつき、
通りすがりのおばちゃんに担任の家を尋ねる。
2 県、市の教委に、担任の素行の悪さを苦情を申し入れる。
「高校に通う学生の父兄ですが、担任先生はおかしくないですか?
ちゃんと対処お願いしますね。」
3 時間割を確認して、担任の授業中を見計らい、学校に電話、
「担任さん、いますか? 授業中? なら、良いんです。」
と言って切るを何日か繰り返す。
続く

817 :816 : 2010/02/01(月) 20:55:54 
姉ちゃんがやり始めてから、担任がおかしくなった。
最初はイライラ、だんだん元気がなくなっていった。
そして、1ヶ月後、いきなり学校を辞めた。
後で姉ちゃんや周りに聞いて分かったんだが、
◯自宅付近で、担任が浮気している、という噂が流れる。
◯学校でも浮気の噂が流れる。
◯本人は校長に否定。
◯担任奥さんが興信所でも雇ったのか、担任の浮気発覚。
◯学校が調査したら、隠していた飲酒運転発覚、浮気で修羅場なのも発覚。
◯教委でも調査、遠方での会議出席などから、飲酒運転の免停期間も運転していた事が発覚。
◯担任奥さんは教育関係者の娘だったらしいが、離婚前提で子供を連れて別居。
◯担任、処分が出る前に依願退職。
という流れらしい。

担任がいなくなった後、俺は姉ちゃんが怖くなった。
違法な事は全くせずに、担任が辞めた。
担任自宅付近を歩き家を尋ねただけで、浮気の噂。
教委、学校にも何度か電話しただけで、浮気の噂や、勝手に調査を始めた。
俺の願った通りになった。

姉ちゃんの話だと、心理学を応用すると周りの印象を変えるくらいは簡単に出来るらしい。
担任が本当に浮気していたのは藪蛇だったけど、それが無くても学校の印象が悪くなり、
担任から外される程度はあったらしい。

今では俺は普通のサラリーマン、姉ちゃんはカウンセラーをしながら奥さんになっている。
未だに俺は姉ちゃんに頭が上がらないし、旦那さんは姉ちゃんとラブラブだ。
しかし、俺は姉ちゃんが旦那さんをコントロールして、ラブラブにしているんじゃないか、なんて思う事もある。

植物状態の人と、今日も会う。

仕事で。

ナースでぇーす☆命救ってまぁーす☆

って昨日の合コンで言って、「実演!」なんつって脈を測るふりして手を握ったりして、

すごい楽しかったその翌日に、真顔でここにいて、本気で脈を測っている。

その脈はとても規則正しく、きれいに打っているけど、

目の前の人は、目も開けない。いや、たまに半目。なんの意識もない。

何も喋んない。何も食べない。自分で息すらできてない。

人工呼吸器の一定の吸気排気のリズムと、心電図モニターの音と、たくさんの点滴がぐるぐると彼を囲んでいる。

その人は、私の彼氏でもなければ、親御でもない。ただの一期一会。私はこの人を知らない。

ある日、玄関で倒れた。脳出血だったみたい。

1人暮らしで、家族はいなかった。地方から1人出てきて、兄弟からも絶縁されていた。

色々な機関をあたって、やっと連絡先を見つけて連絡を取った家族

「いやぁ~あの~」を100回くらい要所に挟みながらも、

つまりは「死んだら、連絡ください」

ということを言った。

可哀そうとは、思わなくなってしまった。もう。

人生のその瞬間だけを見て、ドラマのように「ひどい、可哀そう」とは思わなくなってしまった。

本当に色々な人生が人にはあって。

長い長い色んな積み重ねの中で今、その言葉があるってことを、いっぱい見てきた。

仕方ない。

脈は正常。

呼吸は一定。

でも植物状態

家族は全てを病院に任せた。

生きてても、死んでても、なんでもいい人。

主治医の興味はどんどん薄れて、そっと、その人は、そこにいるだけの人になった。

愛されて愛されて、抱きしめられて、見舞いも何人もくる患者さんの横で、

静かに、ピッ・・・ピッ・・・と彼の心電図モニターの音が響いていた。

この人は、生きているのだろうか。

この人は、死んでいるんじゃないか?

もうほとんど死んでいるんじゃないか?

脳死とかドナーとか命のリレーとか、そういうの見聞きするたびに、

私は見失う。

命ってのは何で、臓器ってのは何で、この人は何で。

血圧が少し、安定しない夜があった。

私は医師に報告した。

血圧を上げる薬も、下げる薬も、たくさんあった。

でも医師は、「んー」を何度も繰り返し、私を静かに諭すように、

自然に看取ってあげよう」と言った。

死っていうのはさぁ~

医療の敗亡じゃないんだよぉ~

むしろね、むやみに色々やることのほうが~

かえって人間尊厳を奪い~

人間らしさを奪う行為にぃ~

「美しい」と思う。そういうのって。

美しいし、わかりやすいし、とても満ちているって思う。言葉で聞くと。文で読んでも。

人間らしくないよね。機械につながれて、点滴チューブに囲まれて、ただ延命されてる。

しかも誰一人、「この人を助けて」って人もいないわけで。

うん。

うん。

うん。

先輩にそう伝えると、「うん・・・」

後輩にそう伝えると、「はい・・・」

私たちは、そうして、彼のカルテを閉じた。

その日、たまたま飲みに行って、うまいうまい言って煮物を頬張りながら、

全然違う話をしてたのに後輩が、

「でも、なんか今日、いつもより顔色良かったですよね」

と、言った。

「あの人さー、髭はえる速度、超はやくないー?

 私、朝そったのに、夜もうボーボーだったんだけどー」

と先輩がクスクス笑った。

手を、彼の手を、握ったことがない看護師はいない。

毎日、毎勤務、私たちは欠かさず、彼の手を取り脈を測る。

彼の名前を耳元で呼び掛ける。

体を吹く。

腕を取り、足を抱えて、抱きしめるかのように、体位をかえる。

毎日毎日熱を測って、熱のある日には氷枕を、熱が下がればそれを枕に。

汗をかけば、タオルでふいて、髭をそる。爪を切る。

そんな中で、「あれ?今日、顔色いいな」って日がある。

「あれ、今日苦しそうだな」って日もある。

毎日、毎時間、違う。

脈も血圧もタンの量も、すこしずつ違う今日がある。

どんだけ機械に囲まれようとも、管に絡まれようとも、

この人を、人間らしくないなんて思えたこと一度もない。

わかっていても、目の当たりにすると脳死は人の死だなんて思えない。

生きているとしか思えない。

意識がないことなんてちっぽけなことなくらい、

今ここにある命が圧倒的すぎて、

命すげぇーって思って、

死んでく人もたくさんみるからこそ、

もう生きてると死んでるじゃ、全然違って、

「人として生きてるとは言えない」って言葉が薄っぺらに感じるくらい、

ただもう、ただもう、命があるってことがすごい。問答無用に。命がすごい。

学生の頃は「病院で死ぬということ」を読んで感銘を受けて、

人間らしく生きるとは~!なんて必死だったけど、

人間なんて、どう生きたって、人間らしくしかならないわけで。

法律とか、もう色々あるんでしょうけど、

その時代時代の雰囲気で変わるものの上に乗せてしまっていいのかと思うくらい、

今、現場で、毎日見つめる命というものは、すごい。すごすぎる。

脳死という問題があり。延命という問題がある。臓器という問題もそこをウロウロしている。

命のリレーと言われたり、死待ちの医療と言われたり、枯れ木に水と言われたり。

でも、今、その命の目の前に立ったとき、何も正解を言えない自分がいる。

植物状態の人と、今日も会う。

明日明後日も、やっぱり会いたいと思っている。

ユーザー数1000万人を突破するまでにかかった年月

GREE: 5年2ヶ月
Evernote: 3年4ヶ月
mixi: 3年3ヶ月
Facebook: 2年8ヶ月
Twitter: 2年7ヶ月
Foursquare: 2年3ヶ月
モバゲータウン: 2年2ヶ月
ニコニコ動画: 23ヵ月
Youtube: 14ヶ月
Google+: 15日